ご長寿だよサザエさん

つぶやきブログ

サザエさんと声優の加藤みどりさんがギネス世界記録を達成しましたね! サザエさんの作品の声優さんも時代とともに交代してきましたが、サザエんの加藤みどりさんがずーっとサザエさんのままでいてくれましたね(*´ω`*)

ちなみにカツオくんの初代声優は大山のぶ代さんだったとか。これも知りませんでした。

サザエさんの漫画は昭和21年4月22日に福岡の地方紙「夕刊フクニチ」で連載が開始されました。その後「朝日新聞」で連載され昭和49年まで連載されました。

 昭和21年は私の母の生まれた歳でして・・・ ほんと戦後まもなく、まだまだ大変な時代でした。当初のサザエさんの単行本がうちにあったので小さい時から読んで育ってまいりました。

まだ配給をもらいに大きなリュックを背負って走るサザエさんとか、コタツではなく火鉢を使っていたり、畳を虫干ししていたり、リンゴはおがくずの中で保管していたり、ワカメちゃんは相変わらずおカッパでパンツが見えていたし、その時代背景を舞台にした内容でわたしには物珍しくとても面白く感じました。

この単行本、その昔母が入院していたころ父が毎日買って届けていたそうで、家にほぼ全巻そろっていました。父はあまり感情表現も得意ではないし、おしゃべりでもないので、父なりの母のお見舞いにほっこりしてしまいました。

そんな思い出の漫画ですが、なぜかしばらくトイレに常備され週ごとに5冊ほど入れ替わるということになっていました・・・( ゚Д゚) ついつい読んじゃってましたけど! しかも不思議なことに4コマ漫画って何度読んでも読めてしまうんです。落ちは分かっているし、いくらなんでも飽きたよ・・・と思う頃に次のサザエさんが入れ替わっているので、しばらく時間を置いたサザエさんをまた読めてしまうんですよね~ 私が中学生になるころまでそんなトイレだったと思います。

その後風水を気にして漫画とかを置かなくなったような・・・。その後父が亡くなり、遺品整理をするときにそのサザエさんもついでに処分していました。「思い出の品じゃないのか」と母に聞いたら、「そうだけど、取っておいてもね。さんざんトイレで読んだし(( ´∀` )」って! 確かに!!

でももう一度読みたいなぁ。

その時代に沿ってだんだん進化してきたサザエさんですが、わたしは戦後すぐのちょっと貧乏で、でもみんな明るくて元気なサザエんの時代背景のストーリーもすごく好きです。

毎週日曜日には夕飯を食べながらサザエさんを観ているのですが、学生時代にはサザエさん症候群だった私も今ではサザエさんを観ると明日から月曜日でみんな出かけてくれる・・・(*´ω`*)と症候群を克服することができました。

いずれにしても長谷川町子さん的には自分の作品をトイレに置くな・・・。というところでしょうか。